1月22日の滝沢牧場犬ぞり風景 賑やかな日
前回以降、あまりまとまった雪が降っていません。
残念です。。。
でもこの日は犬ぞりファンがグループで訪れてくれていました。
気温が少し高めなので雪質の良い午前中に、たくさん滑りにコースに繰り出しておられたようです。
駐車場の傍らでは私たち夫婦は、犬ぞり初体験の方にレクチャーをさせていただきました。
今回の記事では、犬ぞりを初めてやる人はどんなプロセスを踏むのか…を(今回レクチャーを受けられた方の了解を得て)写真でご紹介したいと思います。
左がレクチャーを受けられたQさん(仮)。ハスキー犬の相棒と参加。
私たち(犬力舎)はプロではありませんが、犬ぞりを楽しくやっていただくために自分たちの経験も踏まえて大切だと思うポイントをアドバイスさせていただいてます。
➀ まずは愛犬の体格に合ったハーネスを選んで、着けてあげます
ただ着せるだけではなくてポイントがあるんですよ。
➁ いきなり犬に橇を繋ぐことはしません
橇を引くときにどのような負荷が犬にかかるのか、まずはマッシャー(飼い主)さんが感じてもらいます。
➂ まだ犬は待たせたまま、橇のブレーキの仕組みの説明と練習をしてもらいます
「犬より人間の方がやることがあるんですね」とQさん。
そうなんですよ。
➁と➂のプロセスは、愛犬をケガなどの危険にさらさないために必要なことです。
➃ 愛犬を橇と繋いで走ってみます
ここでは犬の性格や今までの飼い主さんとの関係が試される場面になります。
何度か直線の練習をし、犬が怖がっていないことを確認して距離を延ばし、カーブを乗りこなせそうかも試します。
「犬が走ってくれればいいんでしょ、人は乗ってればいいんでしょ」とよく勘違いされがちですが、犬ぞりは犬とマッシャーが協力して楽しめるものです。
橇の動力の仕組みを理解しながらやってもらいます。
得てして初心者さんは犬に無理をさせがちです。そうならないために大切な作業です。
今回はQさんと愛犬へのレクチャーは順調に終わりました。
しっかりお昼休憩をとっていただいた後、ご本人の希望で牧場の犬ぞりコースへチャレンジすることに。
Qさんと愛犬の信頼関係がしっかりしていたので、私たちはこの後の手助けはしないことにしました。考えられるもしものトラブルの対処法もレクチャー済みです。
愛犬との楽しいツアーを!
この日のコース設定は約450mと600m。
初心者さんは短いコースでもそれなりに疲れます。分かれ道では短い方を一応おすすめしました。
眺めていると… おや? Qさん、600の方へ行ったな。大丈夫?
後で聞いたら「愛犬がそっちへ行きたがりました」とのこと。
達成感に満ちたQさんの「チーム」でした!
今回の犬ぞり初体験、とても喜んでくださったQさんでした。
またここに来てくださるとのこと。
次回からもたくさん愛犬との楽しい時間を積み重ねてください!
雪は多くはありません。
でもQさんのように今日がとても良い思い出になった方がいるなら、同じ時間を共有できた私たちも嬉しいです。
さて、翌日も嬉しい訪問者さまが!
つづきの記事はまた。。。
犬ぞりコースの利用可能日は、雪の状況と牧場の営業日により決まります。
興味がある方は滝沢牧場までお問い合わせください。
Twitterで積雪情報を参考にしたり、牧場へ連絡をとることもできます。
コース利用については、できるだけ事前連絡をお願いいたします。
常にコースが準備できているとは限りません。
現地での初心者さんへのレクチャーについても、牧場へお問い合わせください。
犬力舎ができるかぎり協力します。